こんにちは。
スタジアムデイズ、運営者の「KEN」です。
世界中の野球ファンが熱狂し、普段は野球を観ない層までもがテレビの前に釘付けになるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
侍ジャパンが劇的な優勝を飾った2023年大会の興奮は、今も私たちの記憶に鮮明に焼き付いています。
しかし、ふと冷静になったとき、「あれ、WBCって結局何年ごとに開催されるんだっけ?」や「次回の大会はいつ行われるの?」という素朴な疑問が湧いてくることはありませんか。
オリンピックやサッカーのワールドカップが厳格に「4年ごと」であるのに対し、WBCは開催間隔が不規則なイメージがあるかもしれません。
それもそのはず、実は原則としての周期はあるものの、過去には様々な事情でスケジュールが変更されており、次回大会も少し変則的なタイミングでの開催が決定しているからです。
具体的には、次回は「3年後」となる2026年3月の開催が確定しています。
この記事では、WBCの開催周期にまつわる謎やその背景にある国際的な事情、そして目前に迫った2026年大会の予選結果やチケット、放送に関する最新情報まで、ファンとして知っておきたいポイントを余すことなく、かつ徹底的に深掘りしてお伝えします。
これを読めば、次のWBCを120%楽しむための準備は万端です。
- WBCの基本周期が「原則4年」である理由と過去の変則開催の背景
- 次回2026年大会の日程詳細と「3年後」に開催される特別な事情
- 日本代表が戦う東京プールの組み合わせとチケット購入の重要ポイント
- 地上波放送が見送られNetflix独占配信となる視聴環境の大きな変化
WBCは何年ごとに開催される?周期と次回大会
「WBCはオリンピックと同じで4年に一度」と思っている方も多いですが、過去の歴史を振り返ると意外とスケジュールが変動していることに気づきます。
ここでは、本来の開催周期と、なぜ今回のような日程になったのか、その背景にある事情を掘り下げていきます。
原則4年に一回の開催間隔と変則的な理由

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、原則として「4年に1度」の開催を基本方針としています。
これは、サッカーのワールドカップや夏季オリンピックといった、世界規模のスポーツイベントと同じサイクルを目指して設定されたものです。
しかし、2006年の記念すべき第1回大会から現在に至るまで、この「4年」という数字が厳格に守られてきたわけではありません。
むしろ、その時々の国際情勢や野球界の事情に合わせて柔軟に変化してきた歴史があります。
例えば、第1回大会(2006年)の直後、第2回大会はわずか3年後の2009年に開催されました。
これは当時、2008年の北京オリンピックを最後に野球が五輪競技から除外されることが決まっていたため、野球独自の国際大会のサイクルを早期に確立し、ファンの関心を繋ぎ止める必要があったからだと言われています。
また、他の大型スポーツイベントとの重複を避け、スポンサーや放映権の調整を行うための戦略的な「短縮」でもありました。
その後、2013年(第3回)、2017年(第4回)と4年周期が定着しかけましたが、世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルスのパンデミックがこのリズムを再び崩しました。
本来であれば2021年に第5回大会が開催される予定でしたが、感染拡大の影響で予選すら実施できない状況となり、延期を余儀なくされました。
この空白期間は、選手にとってもファンにとっても非常に長く、待ち焦がれた末の開催だったからこそ、2023年大会はあれほどの爆発的な盛り上がりを見せたのかもしれません。
WBCの開催間隔は、MLBのシーズン日程や世界情勢に柔軟に対応するため、厳密なルールというよりは「目安」に近い運用がなされています。
今後も大きな外的要因があれば、柔軟に変更される可能性があることを頭に入れておきましょう。
次回はいつ?2026年3月に開催決定

では、気になる「次回」はいつなのでしょうか。
結論から申し上げますと、第6回WBCは2026年3月に開催されることが公式に決定しています。
前回が2023年だったので、「あれ?今回は3年後?」と気づいた方は非常に鋭いです。
通常であれば4年後の2027年になるところですが、今回は特例的に3年という短いスパンでの開催となります。
具体的な日程としては、2026年3月5日から3月17日にかけて、日本を含む世界4都市で熱戦が繰り広げられる予定です。
ファンとしては、待ち時間が1年短縮されて嬉しい限りですね。
開催地も既に発表されており、1次ラウンドは以下の4つのプールに分かれて行われます。
特に注目なのは、我らが日本代表「侍ジャパン」が戦うプールCです。

| プール | 開催都市 | 会場 | 主な出場国 |
|---|---|---|---|
| プールA | サンフアン(プエルトリコ) | ヒラム・ビソーン・スタジアム | プエルトリコ、キューバ、カナダ |
| プールB | ヒューストン(米国) | ダイキン・パーク | アメリカ、メキシコ、イタリア |
| プールC | 東京(日本) | 東京ドーム | 日本、韓国、オーストラリア |
| プールD | マイアミ(米国) | ローンデポ・パーク | ドミニカ共和国、ベネズエラ、オランダ |
このように、世界中の主要なスタジアムが舞台となります。
あの熱狂的なラテンの応援と、メジャーリーグの本拠地ならではの荘厳な雰囲気が再び帰ってくるのです。
日本代表が勝ち進めば、東京からマイアミへと大陸を横断する戦いになります。

スケジュールの詳細はMLB公式サイト等でも確認できます。
(出典:MLB.com『World Baseball Classic 2026 Schedule』)
なぜ3年後?オリンピックやW杯との関係

なぜ今回は4年後ではなく、あえて3年後の2026年開催になったのでしょうか。
これには、パンデミックで狂ってしまった国際大会のサイクルを正常に戻すという、運営側の明確な意図があります。
もし2023年の4年後である2027年に開催してしまうと、スポーツカレンダー上で様々な不都合が生じます。
例えば、2028年にはロサンゼルスオリンピックが控えており、そこでは野球競技の復活が確実視されています。
もし2027年にWBCを行うと、翌年のオリンピックと連続してしまい、選手の招集やコンディション調整が極めて困難になります。
トップ選手を抱えるMLB球団としても、2年連続で主力選手を国際大会に派遣することには難色を示すでしょう。
そこで、一度「3年」という短い間隔を挟んで2026年に開催することで、オリンピックの中間年にWBCを配置するという理想的なサイクルへ再調整を図っているのです。
これにより、2026年(WBC)、2028年(五輪)、2029年(次回WBC予定)といった形で、野球の国際大会が適度な間隔で配置され、ファンの関心を継続的に維持することが可能になります。
2026年に開催することで、その後の大会を2029年、2033年と設定し、本来の「4年周期」へスムーズに戻していく狙いがあります。
今回の変則開催は、未来の野球界のためのポジティブな調整と言えるでしょう。
歴代優勝国から見る大会の歴史と開催地
ここで、過去の大会を少し振り返ってみましょう。
歴代の優勝国や決勝の対戦カードを見ると、野球の勢力図がどのように変化し、世界中でどのように野球が発展してきたかがよく分かります。
| 回数 | 開催年 | 優勝国 | 準優勝国 | 日本の成績 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2006年 | 日本 | キューバ | 優勝 | 王貞治監督の下、初代王者に輝く |
| 第2回 | 2009年 | 日本 | 韓国 | 優勝 | イチロー選手の決勝打で劇的な連覇達成 |
| 第3回 | 2013年 | ドミニカ共和国 | プエルトリコ | ベスト4 | ドミニカが圧倒的な強さで全勝優勝 |
| 第4回 | 2017年 | アメリカ | プエルトリコ | ベスト4 | 野球の母国アメリカが悲願の初優勝 |
| 第5回 | 2023年 | 日本 | アメリカ | 優勝 | 大谷翔平選手らの活躍で14年ぶり世界一 |
日本は最多となる3回の優勝を誇っており、まさに「野球大国」としての地位を不動のものにしています。
しかし、第3回、第4回大会ではベスト4止まりであり、その間はドミニカ共和国やアメリカといった中南米・北米のパワーベースボールが世界を席巻しました。
特に2017年のアメリカ初優勝は、それまでWBCに対してやや冷ややかだったアメリカ国内のファン層を振り向かせる大きなきっかけとなりました。
また、開催地に関しても、これまでは日本、アメリカ、プエルトリコなどが中心でしたが、予選を含めると開催地域はドイツ、パナマ、台湾など世界中に広がっています。
これは野球のグローバル化が進んでいる証拠であり、今後さらに多くの国が本戦に出場してくることが予想されます。
今後の開催予定や予選の仕組みに関する展望
2026年以降の動きも気になるところです。
現時点での計画では、2026年大会の次は2029年(3年後)、その次は2033年(4年後)というスケジュールが検討されています。
まずは2029年まで変則的な3年周期を続け、2033年から完全に4年周期へ戻すというロードマップです。
また、予選の仕組みも進化しています。
2026年大会には20の国と地域が参加しますが、そのうち16カ国は前回大会の成績(各プール4位以上)によって既に出場権を得ています。
残りの4枠を巡って、2025年2月から3月にかけて台湾とアリゾナで激しい予選が行われました。
その結果、ニカラグアやブラジルといった国々が激戦を勝ち抜いてきました。
特にブラジルはサッカーのイメージが強いですが、日系人の影響もあり野球の実力も着実に伸びています。
一方で、長年WBCの常連だった中国が予選で敗退するという波乱もありました。
このように、新興国の台頭と伝統国の苦戦が入り混じる予選のドラマも、WBCの魅力の一つと言えるでしょう。
2026年大会では、これらの予選通過組が台風の目となるかもしれません。
ピッチクロックなど新ルールの導入と影響

2026年大会で特に注目すべきなのが、「ピッチクロック」の導入です。
MLBでは既に一般的になっていますが、これは試合時間の短縮とスピーディーな展開を目的としたルールです。
具体的には、投手はボールを受け取ってから、走者がいない場合は15秒以内、走者がいる場合は18秒以内に投球動作に入らなければなりません。
もし違反すると、自動的に「1ボール」が宣告されます。
打者側にも制限があり、制限時間の8秒前までには打席に入り、投球を受ける準備を完了していなければなりません。
これに遅れると「1ストライク」が取られます。
このルールは、試合のテンポを劇的に速くする一方で、選手たちには常に時間を意識したプレーを強いることになります。
特に、じっくりと間を取って投げるタイプの投手や、打席でのルーティンが長い打者は、スタイルの修正を迫られる可能性があります。
一瞬の判断遅れやタイムオーバーが失点に直結する可能性もあり、これまで以上にスピーディーで緊張感のある試合展開が予想されます。
